【Top30での流行から考える】環境考察(2018年7月)
どうも!yamiです。
久しぶりの記事になります。7月9日でランキングがリセットされたので今シーズンこそ上を目指そうという人も多くなってきたのではないでしょうか?
そんな人のために今環境を考察してみました。
昨シーズンTop30プレイヤーのキャラ使用率
フリーマッチング帯でオーブ11000以上のプレイヤー30人はある程度以上の勝率を出していると考えられたのでそのプレイヤーたちのキャラ使用率を調べてみました。
恐ろしいくらい偏っていますね。使用率50%のキャラ7種だけで55%のキャラをカバーできている計算です。さらにここに載せたキャラだけでTop30のプレーヤーの94%のキャラを載せたことになっております。
まず目につくのはパンの採用率の高さ。30人中26人が採用していました。続いてスィーニとシェスカが共に66%越え。ほとんどのトッププレーヤーがスィーニ、シェスカ、パンを採用しているということです。
キャラクターの平均レベル
考察に行く前にTop30の人のキャラの平均レベルを見ていきましょう。
N:17.6 R:15.1 SR:11.8 UR:7.1
リリースされてから4か月以上経過したこともあって、かなり平均レベルが高くなってきていますね。SRやURの平均レベルが上がってきている背景には運命の本を乱発しているのもありそうですね。
また平均タワーレベルは16.7でした。最高はタワーレベル19、最低はタワーレベル15です。無課金者でもタワーレベル15がぼちぼち出てきて上位陣とも戦えているようです。
考察
①高速回転デッキの流行
さて考察をしていきましょう。先ほどの表から考えると、上位陣は高速回転と呼ばれるデッキを使用している人が多いようです。高速回転デッキとは低コスト(1,2コス)で優秀なキャラクターを多く入れることでデッキの回転効率をあげるタイプのデッキを指します。今環境の場合:パン、クラーオ、テネ、テネスケ、テネスケ2、スィーニ、シェスカあたりが低コストに当てはまります。主なメリットとしては対応力が高く、自分のペースに持っていきやすいという点があります。ただし欠点としては爆発力にかけるため高レベルのキャラがいないと相手に押し切られることが多いということや手数が増えるためプレイ難易度が上がるという点があげられます。
ではこの低コストキャラの何が強いのか。それはメタになるキャラがいないor非常に限られているということです。例えばクラーオについて考えてみましょう。クラーオはスィーニで一応返すことができますが、塗りに対応することができず、一発でも攻撃をいれることができれば基本的に得をします。つまり下図から分かるようにクラーオは適切に置くだけでアドバンテージを取ることができるのです。テネやパン、トゥーロについても同様のことが言えます。
スィーニやシェスカはその相手のアドバンテージを最小限に抑えることができることができるだけでなく、麻痺や陣地を消す効果で相手のペースを乱すことができ優秀なのです。高速回転デッキはこういった小さなアドバンテージを積み重ねていくことで相手に差を付けていくわけですね。
高速回転系のキャラは大型キャラの処理には弱いですが、高速回転デッキは塗りにおいて強いため大型キャラをサブタワー前に出させないような立ち回りをすることができます。そして無理やり攻めてくる敵にはボルドやニカルで防衛していくわけです。
②高速回転デッキへの対応
さて次に問題になってくるのは高速回転デッキにどう対応するかということです。これは大きく分けて4つあります。
・高速回転の駆け引きで勝つ
・ツノマツで無理やりラインを上げる
・ハウス系のコストパフォーマンスの高さを生かし攻める
・キャラを連打してごり押す
これらの4つが現在高速回転デッキへの対応として有力です。そこでこれらの要素を含んだハイブリット高速回転デッキが人気になっています。ひとつひとつ見ていきましょう。
・高速回転の駆け引きで勝つ
これは文字通りです。キャラレベルで勝っていたりすると高速回転同士の勝負でも有利に戦いを進めることができます。(特にテネのレベルが高いと有利に立ちやすい傾向があります。)
・ツノマツで無理やりラインを上げる
高速回転対決であるとどちらも敵のサブタワー前まで塗ることができず攻めあぐねるという状況が増えてきます。その状況を崩せるのがツノマツというわけです。基本的に攻めている時の方が相手タワーを巻き込みやすい分スペシャルのコストパフォーマンスが上がります。さらにここでパンやシェスカを使用すると相手は塗り返すのにコストを使用しないといけないため有利に立ちやすいわけです。
・ハウス系のコストパフォーマンスの高さを生かし攻める
これは物量作戦になります。エレッツオが環境から消えたことで小型ファイターが動きやすい環境になっております。いくらスィーニやシェスカが強力とはいっても一撃で落とせないパディハウスやそもそもコストが低いクラーオハウスには対応しきることができません。ハウスのコスパを活かしてラインをあげてパンを盾にトゥーロでサブタワーを殴るというデッキが上位では少し人気になってきております。
ただしこのハウスデッキにはルメルという天敵がいるので注意してください。またアーニャのように足が遅く射程の長い敵の処理方法がないと苦戦することになるので注意が必要です。
・キャラを連打してごり押す
これは先ほど弱点のところにも書いた通り高速回転系のデッキはごり押しに弱いです。そこでパン→テネ→トゥーロといったようなパンを盾にしてごり押しするパターンであったり、クラップ→アックスといった大型を連打してサブタワーを落とす戦略が有効です。昔であればこれらのパターンは全てエレッツオで対応できていたのですが、エレッツオがいなくなった今これらのごり押しを返すのは至難の技です。以前も書きましたが今の環境ではごり押しに対して万能なカウンターがないのでごり押しの方法をデッキに入れておくのはおすすめです。
ごり押しの中で一番キャラレベルが影響しないのがパン+トゥーロ+αのコンボです。たとえトゥーロがスィーニシェスカで返されたとしても相手が準備していない限りは1発タワーに攻撃を入れることができ1コストで500~800ダメージと思えば悪くないです。
③アックスの流行
高速回転の流行に伴い大型キャラの使用率が低くなっている中アックスだけが唯一使用率50%を超えるというぶっ壊れっぷりを見せております。これはアックスが実質5コスト未満で召喚できるからです。どういうことか。例えば先ほど紹介したパンで相手のタワー前まで塗った場合タワー前相手は基本的に塗り返そうとします。例えばその場所をピッチョで塗り返そうとした場合アックスが活躍します。召喚時のダメでピッチョを倒せるので実質2コストでアックスという高耐久高攻撃力のキャラを召喚できるわけです。もちろんカウンターだけではなく普通にタワー前に出すだけでも十分な仕事ができます。
さらに防衛においても召喚時の範囲攻撃やノックバック攻撃を活かして小型はもちろん大型の処理までできてしまう万能すぎるキャラというわけなのです。
一応ツーサオという苦手キャラは存在しますがツーサオは万能キャラではないので現状ではアックスへの対応策としては飛行系かアックス返しが主流です。
④高耐久キャラの減少
2chなどではパワフ強すぎといわれていますが、Top30でパワフをメインに使用しているのは私yamiだけです。某攻略サイトに1位の人がパワフデッキを使用しているかのような記事が上がっていますが、あれはでたらめです。(息抜きで使用しているデッキが記事になったそうです。本人にメインデッキではないということを確認しております。)
ファントやパワフが流行していない原因としては
①ロワメルやニカルの流行
②使える場面が限られるため手札を圧迫する
③ヒポタムやアックス、クラップの方がコストが低く汎用性が高い
④処理したキャラの体力が減ることがなくカウンターしやすい
⑤パンでよくない?
高耐久力キャラの対処方法がわかっていない相手やレベル差がある場合にはパワフやファントは活躍できますが、そうでないとなかなか活躍しづらいのが現状です。(もちろん活躍できる方法はあります。)
まとめ
というわけで勝率が一定以上(60%以上?)あると思われる上位陣は基本的に高速回転デッキに考察②の要素を含めたデッキが流行しております。一部レベルマックスのサフェードのわがままボディを押し付けたり、昔ながらのハウスデッキを貫いている個性的な人もいますが少数派です。
とにかく勝ちたいという人はまずはパン、スィーニ、シェスカ、テネスケ(2も可)、クラーオorテネ(両方も可)、アックスあたりを固定してデッキ作成をしてみるとよさそうです。高速回転に慣れてくれば一部入れかえてオリジナリティを出していってください。レベルがある程度育っていれば今の環境でかなり勝てると思います。
今環境おすすめのキャラ
パンやアックスといったキャラは言うまでもなく強いのでここでは除外します。私が今可能性を感じているのはロワ&メルです。
高耐久キャラのカウンターとしてはもちろん、流行中のアックスやヒポタムがサブタワーを攻撃してきたときの防衛としてとても優秀です。後出しトゥーロの攻撃からサブタワーを守ることもできます。さらにラストの陣取り戦においても相手を引き付けることができるので活躍することが多いです。
ルメルのレベルが低くパディハウスを倒せなかったり、防衛にルメルを使うことが多い人はルメルと入れ替えで採用を検討してみてください。 4コストのため若干癖はありますが強いことは保証いたします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
質問やこんな記事書いて欲しいという要望がございましたら、お気軽にご連絡ください!(Twitterでも受け付けています:@yamiwim)
※Whimsical WarはGMO Internet, Inc. GMO GP, Inc.の著作物です
※本サイトで使用しているゲーム画面の著作権はGMO Internet, Inc. GMO GP, Inc.に帰属しています
※当ブログに掲載されている画像等の無断使用・転載は固くお断りします